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井の頭公園バラバラ殺人事件

■事件発覚の経緯

1994年4月23日、三鷹市にある井の頭公園で、女性清掃員が園内のゴミ箱に入っている半透明のビニール袋のなかに肉のかたまりを見つけた。
彼女はゴミのなかに肉があれば、猫の餌として同僚の女性従業員にあげていた。
しかしビニールの中から出てきたのは人間の足首だった。




■捜査経緯


切断された遺体の断片は27個。全て半透明のビニール袋に詰めらて、池の周囲に設置されたゴミ箱に分けて捨てられていた。
断片は手足と胸部の物のみで、全て集めても体全体の3分の1の20kg程度しかなかった。頭部と胴体は発見されることはなかった。
断片は、定規で測ったように20センチの大きさで切断され、血は全て抜き取られていた。長さだけでなく、肉厚も、肉の太い部分を切り落とすなどして揃えられていた。
井の頭公園のゴミ箱のゴミ捨て口(縦20センチ×横30センチ)に合わせて切断した可能性も考えられた。
なお、 指紋と掌紋は削がれていたが、DNA鑑定の結果、捜索願が出されていた公園の北側に住んでいる一級建築士の川村誠一さん(35歳)であることがわかった。
しかし、胴体などが見つからず、どこが致命傷に至ったのか判断が付かず、死因の特定はできなかった。

切断されていた遺体の様子から、犯人は複数でその中に医学的知識を有したメンバーがいると考えられた。
そして、 顔見知りによる怨恨の線で捜査をすすめた。
しかし、いくら捜査をしても被害者の周りに大きなトラブルはなかった。

近所のスーパーで

川村さんは事件当時、井の頭公園の北側にある2世帯住宅で暮らし、 一級建築士として港区内の建設設計会社に二年前から勤務していた。
彼には妻(当時35歳)と2人のこども(うち一人は事件当時は母親のお腹の中。)がおり、現在は静かに暮らしている。

2006年現在、この事件は迷宮入りしている。


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